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奨学金以外に得られた経験が

とても大きかったなと思います。

九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 准教授(取材当時)

金沢大学 理工研究域 数物科学系数物科学系・計算科学コース 教授

木村正人さん

※所属、肩書はインタビュー当時(2012年)のものです。

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事務局(以下G) では、自己紹介をお願いします。
木村(以下K)九州大学マス・フォア・インダストリ研究所の准教授で、専門は応用数学です。
 
G:え~と、その、マス・フォア・インダストリ研究所とは何ですか?「産業のための数学」?

K:そのとおり!大変よくできました!産業のための数学研究所です。2011年4月に発足した新しい研究所です。私は計算機を使った数値シミュレーションの基礎研究をしています。以下がホームページです。僕自身の専門についても、もうちょっと詳しく述べてますので、興味のある方はじっくり見ていってください。
http://www.imi.kyushu-u.ac.jp/

G:当団奨学金はいつ頃受けておられましたか?

K:京都大学大学院理学研究科博士課程のときにお世話になっていました。もう、かれこれ、20年近く前のことであります。

G:西原育英文化事業団奨学金の印象ってありますでしょうか?

K:なんと言っても、「いするの家」で開催されるSummer Campですねぇ。最初は様子もわからず、おそるおそるでしたが(いや、本当にはじめてのときはかなり「おそるおそる」でしたよ)、全国から個性豊かな分野の異なる学生やOB/OGが集まって、毎年参加するのが楽しみでした。

G:ああ、なんか懐かしいですねぇ。なんか夜中まで議論したりしてましたよねぇ。まぁ、今から考えると大したネタでもなかったかもしれないんですが。いや、20年も前のことになってしまうんですねぇ。いや、今でもちゃんとやってますよ。かなりOB/OG会的傾向が強くなってますけど。でも、木村先生はココの所ずっとご無沙汰ですね。

K:あっ、いやぁ、仕事や家庭で忙しいのと、なんといっても、まあ、地理的に遠くなってしまったのが大きいですかね。でも、またできれば参加したいと思っていますよ。いや、ほんとに。

G:そういえば、福岡から博多湾上の「島」に引っ越されたとか?通勤は「渡し船」ですか?

K:2年前に引っ越して冬眠を、もとい、島民をしています。「渡し船」というと矢切の渡しみたいな手こぎ船を想像しますが、立派なフェリーによる市営渡船です。ものすごくいいところですよ。通勤も当初思ったほどには大変ではありませんでした。天候が悪くて出勤できなかった、帰れなかったということも、この2年間で一回だけ(帰れなかった)です。将来的にはシーカヤックで通勤というのを目指しています(無理)。
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G:後輩の奨学生、あるいは奨学金への応募を考えておられる方々へ何か一言あればお願いします。
K:今思い返せば、Summer Campなどでいろいろな人と交流できて,奨学金以外に得られた経験がとても大きかったなと思います。これは経済的援助とはまた違った形の学生に対する支援ですね。私は他の企業からも奨学金をいただいていたこともあったのですが、そのような交流の機会などはなかったですから新鮮でした。ぜひ、Summer Campでお会いしましょう!

G:今日は、ありがとうございました。

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