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仲間・先輩との出逢いが「⾃分の進む道を考える機会に」

⻄原・環境奨学⾦ Summer Camp 2018



2018年 8 ⽉ 16 ⽇(⽊)〜19 ⽇(⽇)豊かな⾃然に囲まれた避暑地として 知られる⻑野県の軽井沢にて、⻄原環境奨学⾦の「Summer Camp」が開催され ました。



Summer Campは「いするの家 ⻄原脩三記念館」を会場にしておこなわれま す。施設の⼊り⼝では、⻄原環境奨学⾦の⽣みの親であり、⻄原衛⽣⼯業所の創 業者である、故・⻄原脩三⽒の銅像が出迎え、⼀階のある⼀室には、同⽒に関連 する書籍や記念品が展⽰されています。



写真(上)説明⽂: Summer Campの会場は⻑野県中軽井沢。森林奥に少し⾜を踏み込んでいけば 「クマ出現」「サルに気をつけて」といった注意書きも⾒受けられるほど、豊か な⾃然が保全されている地域です。また、会場施設のすぐ近くには、「野⿃の森」 が茂り、年間80種類にものぼる野⿃が⽣息していると⾔われています。 ⻄原環境奨学⾦のSummer Campは、奨学⾦設⽴以来脈々と受け継がれている 恒例のイベントで、その歴史はおよそ30年に及びます。 普段はなかなか顔を合わせる機会のない現役奨学⽣や OBG、そして奨学⾦運営 事務局のみんなが⼀同に会するまたとない機会。⽇本全国の津々浦々、なかには 海外の⼤学での研究経験を積んだ20名ちかくの仲間たちが集うため、共同の ラウンジには各所のお⼟産ものが並びます。





今回の参加者は、のべ 19 名(現役奨学⽣、OB/OG あわせて)。例年よりも、多 くの現役奨学⽣が集まりました。 毎年のことながら、Summer Campのスケジュールは基本的に「⾃由⾏動」。ひ とりひとりが、その時の「気分」で、やりたいことを気ままに楽しむスタイルが 特徴です。 今年は早起きのメンバーが朝6時から、滝を⾒に⾏き・・・


昼は美術⼤学で講師を務める、作家の OG にお願いをして、レクチャー付きで美 術館をめぐったり、近隣で開催されている国際フォトフェスティバルを鑑賞し たり。


⼣⽅には軽井沢駅近くでお⼟産もの屋さんを巡るグループ、野⿃を⾒つけに散 策するグループに分かれるなど、ゆるやかにまとまりながら、ひとりひとりの趣 向関⼼にあわせて観光を楽しみました。 夜はいするの家1階にみんなが集まり、バーベキューをしたり、





また他の⽇の夜には、ひとりひとり話す時間を設けられながら、現役の奨学⽣は ⾃分がいま研究しているテーマについてプレゼンテーションをおこない、 OB/OG は近況報告をしました。 年齢も世代も違う、出⾝地、⼤学、専⾨分野、職業も異なる参加者たちが、ひと りひとりの発表に⽿を傾けます。 「ドクターはどこの⼤学にいくの?」 「どうしてその研究をしようとおもったの?」 「⽔処理の未来はどうなるの?」 プレゼンテーションを切り⼝に対話が続き、議論が盛り上がり。それからいつの まにか話題は他愛のないテーマに切り替わり、談笑がはじまるグループも。 さて、このようにリラックスした雰囲気のなかで⾏われるSummer Campです が、参加者たちにとって、この夏の交流はどのような意味や価値があるのでしょ うか。 この問いに、ある奨学⽣は以下のように答えてくれました。 「このSummer campに来てよかったと思うのは、将来について考えられると きです。⾃分は昔、卒業後の進路を迷っていたことがありました。就職してコン サルティングファームに⼊るか、それとも進学して博⼠号をとるか。そんなとき にこのキャンプで、たまたまコンサルタントをしている⽅、博⼠の⽅の両⽅と出 会うことができて、お話させていただいたことがありました。 このキャンプで先輩たちから聞いた話をもとに、⾃分の進むべき道について深 く考えることができ、進路を決める⼿助けをしてもらえたと感じています。」






⼀昔前までは学⽣だった奨学⽣も、卒業後家族を連れてSummer Campに遊び に来てくれるようになりました。Summer Campを通じて、奨学⽣をきっかけと した⼈のつながり、⼈の輪の広がりを改めて感じることができています。 さて、来年のSummer Campの⽇程は 8 ⽉ 22 ⽇(⽊)から 25 ⽇(⽇)の予定で す。 次回もまた、思いがけないような新しい巡り合わせや出逢いが訪れるかもしれ ません。今年、夏の素敵な思い出をつくることができたと感じていただいた参加 者の⽅は、ぜひまた来年のご参加もご検討ください。 Summer Campを通じて、みなさまにとって素敵なご縁や有意義な発⾒があり ますように。

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