
Summer Camp2026 魚 釣り参加者レポート
魚釣りに参加した奨学生によるレポートです
昨年度は参加者全員が酷い船酔いをしたと伺っていたため、本年度は全員が事前の酔い止めの服用など予防策を徹底した結果、(少なくとも私は)船酔いせず魚釣りを存分に楽しむことが出来ました!
肝心の釣果ですが、私個人はボウズに終わったものの、全体としては本年度の狙いだったアジのほか、なかなかの数と種類の魚を釣ることができました(ただ、漁師の佐藤さん基準ではそこまでとのことでした。流石のプロですね)。定置網の引き上げ(の見学)では伊勢海老を3尾も引き上げることができ、夕食時に寿司ワークショップで作ったお寿司と一緒にお刺身でいただきました。魚釣り参加日に限らずですが、滞在を通していただいたお料理はすべてが絶品で、大変心に残る夏の思い出となりました。
また、普段はなかなか見ることができない江ノ島の裏側を船上から眺めながら、御神体が繋いだ腰越と江ノ島の関わりなども伺うことができました。佐藤さんには終始お世話になりっぱなしで、また腰越に行く際には佐藤さんが管理されているTrawlに宿泊したいと思います!

まず、私自身は釣り自体が3回目で船釣りは初体験という初心者であったこと、また今年度奨学生に採用いただいたばかりで開催直前(約2週間前)の参加決定であったにもかかわらず、魚釣りの企画に温かく受け入れてくださった皆様に心より感謝申し上げます。
さて、本題である魚釣りの感想ですが、まずは出航直後の様子から振り返りたいと思います。腰越海岸や江ノ島自体は昔からよく遊びに来ていたため慣れ親しんだ場所であったのですが、江の島沖で船に乗るのは初めてであり、船上から腰越海岸の建物が小さくなるのを眺めたり、地上からは見られない江ノ島の裏側を望んだりするのが不思議な感覚でした。いざ魚釣りが始まると、私が事前に想定していたルアー釣りやウキ釣りではなく、「サビキ釣り」と呼ばれる、マキエを撒いて魚を寄せ、そこに複数のサビキバリ(擬似バリ)が付いた仕掛けを投入して魚を狙う手法をとることになりました。サビキ釣りのやり方は初めて聞いたのですが、漁師の方に丁寧に教えて頂いたお陰で「マキエを撒くための穴付きのカゴにマキエを詰める→水中でカゴを揺らすことでマキエを散布する→魚がかかるのを待ち、少し時間が経ったらカゴを引き上げる」といった一連の流れを習得し、小さい魚ですが3匹を釣り上げる事ができ、嬉しかったです。ただし、私は「小さい魚がハリに食いついた後、それをそのまま水中に放置することでより大きな魚を食いつかせ、釣り上げる」という役割を任されていたのですが、それは今回叶わず、いつかリベンジしたいです。

魚釣りの後は、その日の夕方に釣れた魚で寿司を握るワークショップの開催が予定されていましたが、あいにく夜に別件で予定がありイベントには参加できませんでした。その旨を伝えたところ、漁師の方のご厚意で釣れた魚を捌く工程に参加させて頂くことができました。改めて、本当にありがとうございます。魚を捌くのも人生初でしたが、やり方を丁寧に教えて頂いたお陰で何匹か捌くことができ、これも大変楽しい経験でした。また漁師の方が魚を捌く際の、断面の綺麗さや身の残し方、手際の良さやそれぞれ異なる魚体の構造への対応 など、圧倒的な技術も拝見し、尊敬の念を抱きました。更に、先述の寿司ワークショップに参加できず、釣れた魚を食べられない私を気遣って下さり、一部の捌いた直後の魚を刺身や寿司として食べさせて頂きました。いくら感謝してもしきれないです。どれも大変美味しかったです。

(寿司は撮影前に一部食べてしまい、本当はもっとありました)
総じて素晴らしい経験をさせて頂きました。誠にありがとうございます。ぜひまたこのような機会があれば、参加させて頂きたいです。
当日は早朝に出港し、人気観光地である江の島の裏側を海上から眺めるなど、普段なかなか目にすることのできない景色を楽しむことができました。
船上では、漁師さんから実際の漁業を取り巻く状況についてのお話をお伺いしました。黒潮大蛇行の影響によって昨年頃までシラスが不漁であったことや、近年では市場の閉鎖・集約化が進み、輸送にかかる負担が大きくなっていることなどを教えていただきました。普段魚を食べているだけではなかなか知ることのできない、海洋環境の変化と漁業者の方々の生活や地域経済とのつながりを知ることができ、とても貴重な機会となりました。
肝心の釣果については、私は2匹釣り上げることができましたが、いずれもリリースサイズだったため海へ返しました。私自身は今回の漁の成果にはほとんど貢献できませんでしたが、網漁ではカワハギやイセエビなどが獲れ、普段なかなか見ることのできない魚介類や、実際の漁の様子を間近で体験することができました。
特にイセエビは人生で初めて食べましたが、衝撃的なおいしさでした。おそらく今後10年は、よほど出世しない限り自分ではなかなか味わえないと思うので、その意味でも非常に貴重な経験になりました。
また、昨年度参加された先輩方は船酔いにかなり苦労されたと伺っていましたが、今年はその経験を踏まえて、飲み物や朝食、さらには酔い止め薬まで準備していただいていました。そのおかげもあり、私は無事に最後まで楽しむことができました。昨年度参加された先輩方にも大変感謝しております(笑)。
魚釣りや漁を楽しむだけでなく、海の環境や漁業を取り巻く現状についても学ぶことができ、非常に充実した時間となりました。このような貴重な機会を企画・準備してくださった事務局の皆様、そして貴重なお話や体験の機会を提供してくださった漁師の皆様、本当にありがとうございました。
日焼け止めを塗るかどうか迷った末に、色黒で快活な腰越の漢たちに憧れていた私は塗らないことを決意した。出航し、最初の釣りポイントでは、漁師の佐藤さんがお手本で2匹をさくっとGET。流石は腰越の漢である。私も負けじと糸を垂らすも反応なし。きっと海の中では、「折角釣られるなら色黒で快活な漢よねぇ」「色白で陰鬱なやつに興味ないわー」と魚たちが井戸端会議を開いていたに違いない、ちくしょう。
一定時間ごとに釣りのポイントを移しながら、その海域の名称や特徴を教えていただいた。一般の観光客では決して見ることができない江ノ島の裏側など、釣り体験だけではない貴重な経験ができた。ポイントを沖に移すにつれ波が高まり、船が揺れるようになると、私たちの世話のために船上を行ったり来たりしている佐藤さんのわきで、私の尻と椅子替わりのクーラーボックスが離れられなくなる始末。「この軟弱者め!」と自分の足腰を叱責しながら、佐藤さんのアドバイスでようやく釣れるようになったアジの口から針を外す。中には、どれだけ腹が空いていたんだと訊きたくなるほど奥に針を飲み込んでいたやつがいた。しかも往生際が悪く激しく暴れるものだから、なかなか針を外せない。「うわっ、ぎょえっ」などと言いながら何度も船上にアジを落としていると、佐藤さんが拾い上げ一瞬のうちに針を外した。流石は腰越の漢である。
竿釣りを終えた後は設置網の引き揚げを見ることができた。様々な魚を捕らえていたが、中でも伊勢海老、もとい鎌倉海老が捕れたことには驚いた。4匹の鎌倉海老が引き揚げられたが、うち1匹は下半身がなかった。おそらく蛸の仕業らしい。罠にかかり、身動き出来ぬまま蛸の餌食になったのは、さぞかし無念であったであろう。南無阿弥陀仏。残る3匹は刺身として大変美味しくいただいた。また食したいものである。
帰港した後は魚の捌き方を教わった。これが非常にムツカシイ。手順は単純であるが、力加減と刃を入れる角度を間違えると、魚たちが悲惨な姿になってしまう。豪快さと繊細さが必要であるが、どちらも持ち合わせていない私にとっては難題であった。脇で、佐藤さんはスラスラと迷いなく捌いていた。流石(以下略)。
今回の経験を経て、私は魚を釣って捌ける男に進化した。色黒にもなれた。しかし、数日間まともにシャワーを浴びられなかったのは言うまでもない。
何はともあれ、また来年も参加したいものである。

当日空きが出たと言うことで人生で初めての釣りを体験することができました。前日は夜中まで話が盛り上がり当日起床できるか心配でしたが、無事起きることができ、また前回参加者の助言もありほとんど酔うことなく釣りをすることができました。ここ最近は研究や学会等の準備に追われていたのですが、朝日をあび波に揺られゆったりと風に当たりながら釣りをしたあの時間はとても心地良かったです。初めての釣りの成果はなんと3匹も魚を釣ることができ、釣りにハマる人の気持ちがとてもよく分かりました。また沖についてからは、自分で釣った魚を捌き、少し食べさせていただきました。新鮮な刺身のなんと身がぷりぷりなことか、早めに帰ることを聞きそのような対応をしてくださり大変感謝しています。来年釣りをする方には日焼け対策をしていくことをお勧めします。

