Summer Camp2019

仲間・先輩との出逢いが「⾃分の進む道を考える機会に」

⻄原環境奨学⾦Summer Camp2019

2019年 8 ⽉ 22 ⽇(木)~25 ⽇(⽇)豊かな⾃然に囲まれた避暑地として 知られる⻑野県の軽井沢にて、今年も⻄原環境奨学⾦の「Summer Camp」が開催されました。来年のご参加をご検討中の方、ぜひご一読いただき、このCampのゆるりとした雰囲気を掴んでいただければ幸いです。

8月22日(木)くもり

Summer Camp2019初日。ここ数年、Summer Camp初日の集まりはそれほどよくなく、週末が近づくに連れて参加者が増えてゆくというパターンだったのですが、今年は初日にほとんどの参加者が集まってくれました。また、参加者の顔ぶれもOB/OGの大学教員、社会人から現役の学部学生まで、非常に多彩。そうなると、やはりBBQもなかなかの盛り上がり。OB/OGは近況報告を、現役奨学生は自己紹介や、卒論、修論、博論等の進行状況等から、純粋なバカ話まで夜遅くまで、しゃべるしゃべる、飲む飲む、食べる食べる…。なにしろ、帰りの時間を気にしなくてもよいので。

8月23日(金)雨後くもり

二日目。今日はOBである芝浦工業大学建築学部教授西村先生にお願いした軽井沢の建物探検ツアーを行いました。

スタートは、塩沢湖に移築されたウイリアム・メレル・ヴォーリーズの手による睡鳩荘(旧朝吹山荘)と、

(睡鳩荘)

(レイモンド夏の家)

さて、つづいては旧軽井沢(旧道)周辺の教会建築を。まずはユニオン・チャーチ。

これもヴォーリーズによる設計で1948(大正7)年の創建。ユニオン・チャーチは会派を問わないキリスト教会であり、軽井沢に集まった宣教師やキリスト教徒、さらには避暑客、別荘族らの社交の場であったそうです。それだけに非常に大きな建物で、大きな屋根を支える梁の構造、その梁に施された簡素な装飾が見所だということです。また、西村先生によれば、施行を請け負った日本人大工の日本的な「におい」もそこかしこに感じられ大変興味深いとか。

 

夕食は、今や恒例となった、いするの家の管理者新井夫妻(調理から清掃まですべてを二人でこなしています)の慰労をかねての外食。今回は「鶏味座」という焼鳥屋へ。いするの家帰着後は、また、しゃべるしゃべる、飲む飲む…が深夜まで続きました。

 

アントニン・レイモンドによる「軽井沢新スタジオ」

西村先生は室内環境の専門家だけに、室内構成についての解説が大変面白かったです。しかし、「軽井沢新スタジオ」、設計事務所の夏の仕事場が軽井沢だったというのは素敵ですね。新幹線が通り、通信環境が格段に整った現代ならもっとこうした「事務所」があってもいいはずですね。ちなみに、レイモンド設計事務所の「軽井沢新スタジオ」が建てられたのは1933(昭和8)年のことです。

 

昼食をはさんで、建物探検ツアー午後の部スタートは、塩沢湖の道路を挟んだ反対側にある軽井沢高原文庫から。ここには、堀辰雄が1941(昭和16)年に購入した別荘が移築されています。特に設計者の特定できない、杉皮張り外壁の典型的な軽井沢の別荘です。この外壁、夏は快適かもしれませんが、冬は非常にきびしいものであったと思います。完全な避暑地の別荘ですね。つづいて、同じ高原文庫内に移築された野上弥生子別邸の離れ「鬼女山房」へ。こちらは1933(昭和8)年の建築。茅葺き屋根の純和風茶室です。野上は1980年代までこの茶室を書斎として使っていたそうです。個人的には非常にそそられます。

つづいてむかったのは聖パウロ教会。こちらは軽井沢でもかなり有名な「観光スポット」となってしまっていますが、現役のカトリック教会。創建は1935(昭和10)年、設計はレイモンド(!)。今回の建築探検、ヴォーリーズとレイモンドの対比がテーマだったんですね。この辺の西村先生のチョイスがニクいところです。

 

この聖パウロ教会、ユニオンチャーチに比べるとぐっとモダンな意匠の教会なのですが、そのモダンさの中にも東欧チェコ出身レイモンドの東欧的感性がそこここににおいます。ただし、この日は聖歌隊のコンサート(?)中のようで、内部を拝見することはできませんでした。ちょっと残念では、ありますが、さすが現役のカトリック教会。

ここまでが、本日の軽井沢建築物探検。旧道ロータリー前の「沢村」で一服の後、いするの家へ。帰着後は、温泉、散歩、昼寝、読書、仕事(!)と夕食までは各自三々五々、文字通りの「自由行動」。

 

8月24日(土)晴

この日は、全く予定のない完全自由行動。現役奨学生三人組は、時刻表とスマホを駆使して、路線バスを使っての日帰り草津温泉ツアーへ。それ以外の参加者は、昼食をかねて夕食の買い出しに出かけたのち、いするの家に戻ってまた温泉、散歩、昼寝、読書、仕事(!)と完全自由行動でした。

 

さて、この日の夕食は、こちらも恒例となりましたが昼間買い出した食品を集めての立食パーティ。そして、また、しゃべるしゃべる、飲む飲む、食べる食べる…が夜深くまで続きました。

 

8月25日(日)晴

あっという間にSummer Camp2019の最終日です。朝食の後、ホールに集まりごく簡単に挨拶を行い、みんな庭に出て記念撮影。そして、送り出し。それぞれOBの車に分乗して中軽井沢駅、軽井沢駅へ

今年も、この最小限度の予定のみで自由に動く、不思議ともいえる合宿は無事終わりました。しかし、来年はいするの家の営業はありません。

さて、どうしましょうか?!

応募対象、適応分野、奨学金額給付状況、返還猶予義務、応募書類、募集期間等々

わからないことがあれば事務局宛にお問い合わせください。

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